本を読む事が出来なくなってしまった人間がリハビリに挑むお話

自分で言うのもなんだが、昔は割と読書家だったと思う。学生時代は図書館という魔法の施設があったということもあり、沢山の本を借りてきては、帰宅してから寝るまでの時間に3冊読んだこともある。

(ちなみに新聞欄のオススメ本記事を見てはリクエストしまくってました)

 

 

ところが、時は過ぎ社会人になると年間50〜100冊近く読んでた事が嘘のように一年に1冊ぐらいしか読まなくなってしまった。

それは何故か?

 

 

1.図書館がなくなった

まぁ、原因の8割がこれだと思う。作家さんには申し訳ない話だが、タダで読めてた本が読めなくなるとなると読まなくなるのはある意味必然だと思うわけです。

 

2.書店が近くにない

(上にタダで読めてたとか書いたけど)一応それなりに通学途中の書店で本を買うこともあったので、引越しして田舎に住み書店が遠くなってしまったというのも、一つの原因だと思う。

 

ネットがあるじゃないか!と言われそうだが、自分の購入スタンスとして、裏表紙のあらすじと、ペラペラとめくって文体が自分に合ってるか悩んで買うタイプなので、それが出来ないネット通販で買おうという気になれなかった。

 

3.他の娯楽が多すぎる

これも結構大きい理由で、定額動画配信サービスとか、YouTubeとか、ライブBDとか当時はそこまで大きくなかったけど、今は巨大コンテンツとなった娯楽は数えればキリがなく、本を読む時間がなくなったという……

 

 

このままじゃダメだ!

 

 

そう思うようになったキッカケは好きな作家さんが新刊を出すというので、久しぶりに書店に行って読み始めた時だった。

かなり分厚いとはいえ、まぁ一週間もあれば余裕で読めるでしょと思ってたのだが、まぁ読めないこと読めないこと。内容が全然に頭に入らなず結局2週間以上かかってなんとか読みきった。その時に上のように感じたわけです。

 

 

リハビリのお話

このままじゃダメだと言うことで自分の中でいくつかルールを作った。

 

1.小説を買う時に金額は気にしない

お金の事を考えてたらキリがないし、買うかどうか迷うと買えないので、本を買う時は別腹(?)ということにした

 

2.書店に行ったらまとめ買いする

ネット通販で買う気にはどうしてもなれないので、書店に行った時に数冊まとめて買うことでなるだけ本に触れていられる期間を長くしようというわけです

 

3.好きなアーティスト、芸能人のオススメの本を買う

読みたい本に出会うというのは意外と難しく、かといってハズレは引きたくないというワガママな性格なので、好きなアーティストさんや、芸能人さんのオススメの本の中から面白そうなのを選んで買うことにした。この方法なら(他人にオススメするような本なので)ハズレを引きにくいし、最悪ハズレでも(自分の好きな人はこんな本が好きなんだなと分かっただけでも)まぁいいかという気分にもなりやすい。

 

 

というわけで今んとこ、数ヶ月続いてます。多分前よりはかなり読めるようになったと思う……

 

 

しかし、この世界は娯楽が多いね