劇場版ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow

劇場版ラブライブ !サンシャイン‼︎を観てどうしても感想を書きたくなったのでここで書こうと思います。

 

※注 いつも通り良かった点、悪かった点で書きますのでご不快に感じる方は閲覧をご遠慮ください。

 

 

良かった点

  1. キチンと成長ストーリーを描いてサンシャイン‼︎らしさがあったこと 

  • なんといっても今回はここに尽きると思います。ルビィちゃんを始めとして1、2年生、そして理亜ちゃんが自分で考えてそして自分で進む道を決めた事、本当に素敵でカッコよかったです。
  • Aqoursに理亜ちゃんが入る!?的な展開になった時にルビィちゃんがそれを止めて、そして理亜ちゃんの為に今、自分達に出来ることを!と言った時には本当に大きくなったなぁとなんだか親目線の気持ちで嬉しくなりました。

 

2.Aqours 9人の絆をしっかりと描いたこと

  • 特に鞠莉ちゃんママに「スクールアイドルなんてくだらない!」的な事を言われた後、3年生の無言で後ろに並ぶ姿は本当に泣きそうになりました。
  • そして最期の円陣シーンでも3年生の声が聞こえる演出もとっても良かったと思います。

 

3.月ちゃんの存在

  • これには否定的な声もあると思いますが、私は良かったと思います。きっと彼女はAqoursを外の世界から観ている人間という事を表していて、そんな彼女がスクールアイドルの輝きに魅せられていく姿を描く事はきっと意味のある事だと思います。そう、かつて私たちがそうだったように。

 

4.楽曲(良かった所編)

  • なんといってもSaint Snowの新曲「Believe Again」のカッコよさには痺れました。演出も歌も衣装も本気度が伝わってきて、いい意味でSaint Snowが決勝に残ってたらAqoursが優勝という未来にはならなかったかもしれないなぁって思わせてくれました。
  • 3年生曲「逃走迷走メビウスループ」は流石、山口さんと思わせてくれる曲調でしたね。カラードレスで街を歩く姿はG線のライブシーンと某ミュージカル映画(Twitterで観てなるほどなぁって思った)を彷彿とさせる大人っぽくもあり楽しくもある3年生らしいとってもステキな曲と演出でした。

 

悪かった点

便宜上悪かった点と書きますが、実際は好みじゃないなぁぐらいのゆるい気持ちで書いてます。

 

  1. 劇場版ラブライブ !演出に引っ張られすぎ
  • これはサンシャイン‼︎の悪い所だと思うのですが、劇場版ラブライブ !を意識した演出を多少入れるのはオマケ要素的なものとして全然アリなのですが、映画の序盤は相当に意識してる感があって、Aqoursという自分達の輝きを見つけた子を描くのに演出がμ'sのままじゃなぁ……って少し萎えましたが、後半はサンシャイン‼︎らしく描けていたのでそこは良かったです。

 

2.暗転の使い方

  • 1であんな事言っておきながら2で比べるのかって言われそうですが、暗転の使い方がちょっとブツ切り感が強くて気になりました。京極監督の時はシーンが変わる時でも違和感があまりなかったのでそこは気になったポイントです。ライブシーンとか傘が飛んでいって謎世界に突入する所とかを思いだすと京極監督の演出は凄かったんだなぁって改めて思いました。

 

3.時間が足りない

  • 普段映画には2時間超えるな!って言ってる私ですが、この映画はもっと丁寧に描いて欲しいシーンがたくさんあってちょっと残念です。
  • 特にイタリアでのライブシーンへの導入とその後鞠莉ちゃんママとのシーンは雑というか限界まで削りました感が強かったので、そこ削るならもっと鞠莉ちゃんママのシーンを削るか、時間を延長するかして欲しかった……勿体ない感ありますね。
  • ただ、前作は別にニューヨークのくだり丸々なくてもええやん的な展開だったので、それと比較すると今回のイタリアのくだりは3年生と会って考えるっていう明確な理由と意味があったのは良かったです。

 

4.楽曲(悪かった所編)

  • 楽曲が弱いといったら怒られそうですが、ちょっとインパクトが足らないかなぁと。みんないい曲なんですけど、WBNWとかATPとか一回聞いただけで「好き!」ってなるような曲がAqours全員曲には無かったなぁという印象です。ただ、Next SPARKLING!!のサビはめっちゃ良かったです。

 

       佐伯さん、倉内さん、渡辺和紀さんとかの曲聴きたかった

 

5.最後の演出

  • これも意見分かれると思うんですけども最後の楽曲で3年生が歌う演出、これは個人的にはちょっとモヤモヤしますね。3年生はいつも心の中にいるって事を表している演出なのは重々承知なのですが、ここは6人だけでやって欲しかったというこれはただのワガママです。

 

総評

相変わらず好き勝手に書きましたが、正直μ'sの劇場版よりストーリーは良かったと思います。良かった点にも書きましたが、それぞれのメンバーがそれぞれに答えを出して前へ進んで行く姿を描いた事、とっても良かったと思いますし、Aqoursらしさがあって素敵でした。

あとは沼津の景色を描いた所、沼津のスクールアイドルなんだ!という所も良かったと思います。

 

そしてなんといっても終わりじゃないって所が良いですね。彼女達の物語はまだまだ続いて行く事でしょう✨